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スレート瓦にカバー工法をすることになりました。通常であれば塗替えで済むのですが、今回はカバー工法を採用しました。原因はスレート瓦の隙間全部にコーキングをしてしまっていたからです。
大きな台風の強風で瓦が落ちたり飛んだりしないようにするためや、雨が入らないようにするために行ったことだとは思いますが間違ったコーキングです。
瓦と瓦の間には隙間から入った雨水が外に流れていくような形になっているため、コーキングで隙間を塞いでしまうと隙間に入った雨水が外に流れ出ないようになります。流れ出ない雨水は瓦の下に入っていき最悪の場合は雨漏りの原因になります。また、毛細血管現象で水はどうしても中に入って来ようとします。
今回は瓦の隙間全てにコーキングをしていて、いい状態ではなかったためLIXILのT-ルーフでカバー工法をすることにしました。
カバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根を被せるように施工する方法です。
元の屋根材を残したまま施工するので、屋根部が二重に守られて強度がアップします。
一般的な瓦より軽いので地震の際も安心です。太陽光発電の設置もできます。
重量は軽いですが、本体の基材には耐食性に優れたガルバリウム鋼板を使用していますのでスレート瓦よりも強くなります。
表面に天然石の粒子を贅沢にコーティングし、温度変化などから基板を守ります。
基材保証30年、美観保証10年と長期メーカー保証も付きますので安心です。