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今回はコンクリート壁ひび割れ補修工事を紹介します。
マンションの一室になりますが、クロスまでやぶれていました。
地震などの揺れ、気温・湿度によってコンクリートが乾燥収縮したり、
冷気でコンクリートの中の空気や水が凍結し、膨張したりとひび割れの原因は様々です。
外壁の場合だと、コンクリートにひび割れがあるとその部分から雨水が侵入し、
鉄筋に錆が生じるため耐用年数が短くなります。
鉄筋コンクリート造の住宅は適切なメンテナンスを行えば100年暮らし続けられると言われています。
ライファ今治では、この100年住宅を目指して補修しています。
今回のひび割れ補修は、エポキシ樹脂の注入が一般的です。ボンドシリンダー工法で補修することにしました。
ボンドシリンダー工法とは、コンクリートのひび割れにエポキシ樹脂を低速・低圧で注入する工法です。
ゆっくりと注入することができるため、ひび割れの奥までしっかりと樹脂が届きます。
注射器のようなボンドシリンダーを固定し樹脂を注入していきます。
硬化が確認できたら、シリンダーを外して表面を平らに仕上げます。
後は、クロスを張りかえて完了になります。
築年数が古くなると、どうしてもコンクリートにひび割れが生じてしまいます。
リフォーム時に、構造躯体の状態をしっかりとチェックし、必要があれば補強・補修をすることは
安全な住まいづくりに欠かせないことです。
これからリフォームをお考えの方は、間取りやデザインだけでなく安全性にかかわる構造部分も念頭に置いて、
リフォーム計画を考えていただきたいと思っています。是非、ご相談下さい。