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屋根・外壁塗装工事で大事な作業の「ケレン作業」について。
小林 正弥

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趣味:野球
資格:外壁劣化診断士、危険物取扱者

現場日記

2021.06.28

こんにちは。小林です。

梅雨ですが、晴れた日は気温も上がりかなり暑くなっています。

熱中症に気を付けながら塗装作業も行っています。

今治市で屋根外壁の塗装工事中ですが、雨も続き作業が思うようにいかないです。

雨が降らない日を狙って少しずつですが、作業を進めるようにしています。

さて、毎回作業の様子を紹介していますが、今回は

ケレンについて。

塗装工事において、下地の素地と塗料の密着、塗料の性能を十分に発揮するために行う下地処理で、

鉄部の汚れ取り・瓦などに付着した汚れ・コケや藻などを落とすためにする作業を「ケレン」と言います。

鉄だけではなく、木部やサイディングなどにも行います。

塗装工事で大事なことは、「下地調整」だと考えております。

・高圧洗浄機での水洗い・付着物の除去・脱脂・塗装面を平滑にする

・鉄部のサビ落とし・ひび割れの補修・穴埋め・パテ

あとは、「目あらし

塗装表面にわざと傷をつけて塗料のくっつきをよくすることを言います。

ツルツルしたところよりもザラザラしているところの方が付着しやすくはがれにくい。

ということです。


なぜ必要なのか?

塗料を長持ちさせるため

鉄に発生したサビの上から塗装してしまうと、サビ止め塗料を使っても塗料の下からサビが侵入します。

その結果、短時間でサビが発生したり、剥がれたりします。

ケレンをしサビを除去すれば、サビが発生しにくくなります。

当然ですが、サビがない上に塗装するのが1番耐候性も期待でき見栄えも良くなりますが、

いつもサビが無いところだけを塗装するわけではありません。

塗料の密着をよくするため

鉄はもともと塗料の付着性が悪く、ケレンが不十分であると耐用年数が10年の塗料でも

すぐに剥がれてくることがあります。

そもそも塗装表面にサビ・汚れ・油分などが残っていると塗料は密着できません。


いい塗料を塗るのはもちろんですが、ケレンで下地処理をしっかりすることが塗料の密着、いい塗装工事につながります。

高圧洗浄やケレン作業で、いくらきれいにしても塗装をしてしまえばわかりません。

塗ってしまえば最初は同じですが、耐候年数は全くかわってきます。

ここらを踏まえて塗装工事のご検討をお願いします。