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こんにちは。現場監督の小林です。
今治市での外壁塗装工事が完工しました。
長くなりますが、重要なことなので最後までご覧ください!!!
今回の工事の注目点は、
「目地色分け塗装」
目地出し塗装とはなんぞや?
目地出し塗装とは、外壁のレンガ調サイディングの凸凹
目地に見える黒↑レンガに見える茶色↑
この部分の色を綺麗に分けて塗る塗装方法です。
通常は、凸凹関係なく1色で塗装しますが、
今回は茶色の凸、黄色枠の凹の色をクッキリと分けて塗装をします。
工事期間も1色塗りとは手間がかかるので、倍以上の時間がかかりますし、
もちろん工事費用も高くなります。
工事内容を説明していきます。
まずは、ドローンでの屋根・外壁点検を行ってから、
見積りを行うようにしております。
ご自宅の劣化状況がわからないのに、いきなり工事はできませんよね。
ドローンで100枚程写真を撮って、
瓦のズレやひび割れ・雨樋の歪み、割れ
などが無いかを隅々まで確認します。
地上から瓦の割れは目視できないので、ドローンで点検を行います。
ドローン点検
今回気になった箇所は、
屋根のてっぺんの棟瓦の漆喰が剥がれて落ちかけている。(左写真)
密集してしていたりすると全く見えないところですが、
ドローンを使うとここまではっきりと見ることができます。
コーキングの劣化・割れ(真ん中写真)
1階部分だと目視できますが、2階の上部だとなかなか見えにくいです。
雨樋の歪み(右写真)
雨樋のゆがみや割れも下から見ようとするとなかなか見えません。
このように、ドローンで点検することで、見えないところまで細かく調査できます。
足場架設(約1日)
「安全・作業の効率アップ・塗料の飛散防止」
のため足場は欠かせません!!!!
高圧洗浄(約半日)
高圧洗浄機 と呼ばれる特殊な機械を使って、
洗浄機から発する水の圧力により汚れを落としながらクリーニングしていく作業です。
「洗顔をしないで化粧はできません!!」
雨や湿気で付いたコケやカビ、チョーキングを綺麗にする。
旧塗膜の浮きや密着が弱くなっている塗膜を剥がす目的があります。
この上から塗り替えを行っても何の意味もありません!
高圧洗浄は非常に大事な作業になります。
コーキング打ち替え(約2~3日)
塗装をする前に、ドローンで劣化(割れ)を発見しました。
いくらいい塗料を使って塗っても、コーキングがダメだと雨漏りすることになります。
1度撤去して、新しく打ち替えを行います。
「雨漏り対策にはコーキングをしっかり」
撤去→テープで養生→プライマー塗布→コーキング充填・ヘラ押さえ
個人的には、コーキングは塗装よりも重要な工事だと思っています。
養生(約2~4日)
外壁塗装における養生の役割は、塗料の飛び散りを防ぐことが1番に挙げられます。
窓や窓枠、1階部分の屋根など塗らなくてよい部分を保護すること。
腕のいい職人だと、養生テープを使い真っすぐな線を引いたりしています。
「養生の出来具合で職人さんの腕がわかります」
窓養生(マスカーテープ)写真左
屋根養生(ノンスリップシート)写真右
養生をきれいにすると仕上がりも必然的にきれいに仕上がります。
職人さんの腕がいいか悪いかの判断材料でもあります。
下塗り(約1~3日)
ようやく塗装をしていきます。
まずは、下塗りから。
水性型一液屋根外壁用エポキシ系下塗材
アステックペイント「エポパワーシーラー」
サイディングやモルタルなど多様な下地に対応している下塗り材です。
下塗りの役割は、外壁材と上塗塗料の密着をよくするため。
「下塗りで仕上がりが決まります」
ローラーでコロコロ塗装していきます。吸い込みが激しい場合などは2度塗りします。
中塗り(約1~3日)
水性形二液外壁用低汚染遮熱無機成分配合フッ素系上塗材
アステックペイント「超低汚染リファイン1000MF-IR」モカ
超低汚染性・高耐候性・遮熱性・遮熱保持性
住宅に必要な機能を兼ね備えている革命的塗料です。
気になる方は↓↓
中塗りは、
上塗り(仕上げ)の1回目の塗装です。
上塗り1回だと塗りムラや均一な塗膜にならないため、機能を発揮しないこともあるので
強固な塗膜を形成するために中塗りを行います。
「塗料の厚みをしっかりと」
今回はいつもと違う「目地色分け塗装」
↑茶色が中塗り、白は下塗り
1度全体を塗りますが、塗料が付きにくい凹の目地部分を先に刷毛で塗っていきます。
職人さんによって塗り方は違うと思いますが、今回は、時間をかけて丁寧に、、、。
目地以外はローラーでコロコロと。
これを2回同じように塗りました。
中塗り完了です!
上塗り(約2~4日)
水性形二液外壁用低汚染遮熱無機成分配合フッ素系上塗材
アステックペイント
「超低汚染リファイン1000MF-IR」クールホワイト
ここからが本番です!!!!!!!!!!!
写真のように短いローラーで目地を塗らないように斜めに転がしていきます。
ここからはゆっくり丁寧に。
↓↓
「仕上げはゆっくり丁寧に」
外壁面は白、目地はモカ
これで外壁は仕上がりです!!
POINT
目地色分け塗装は、通常の3回塗りではなく、4回塗りになります。
ちなみに今回は5回塗りでした。
非常に技術のいる作業ですが、とてもきれいに仕上がります。
ただ単に塗りつぶしてしまうよりも、見栄えの良い仕上がりになります。
工事金額は上がりますが、新築時の外壁をそのままの感じできれいにすることもできます。
付帯部塗装(軒天・雨樋・破風鼻隠しなど)(約3~5日)
外壁以外を塗っていきます。
外壁以外とは、軒天・雨樋・破風板など。
この辺は通常通りの塗装です。
自社検査
塗装が終わったら、自社検査を行います。
最終の確認で塗料の飛び散りや塗り忘れなどを確認します。
手直し塗装があれば、すぐに直すようにしています。
検査、手直しが完了したら足場を解体します!!
「目地色分け塗装」
どうでしたか?わかりましたか?
他にも、
「単色塗り」「多色塗り」「クリアー塗装」などいろいろな塗り方があります。
塗り方で、ご自宅の印象は全然違ってきます。
2色塗り分け塗装は色の組み合わせを選ぶのに
時間がかかる、施工費用が高い、業者の技術力によって仕上がりの差が大きい
といったデメリットがありますが、サイディングの意匠性や外観のデザイン性が高くなるといったメリットがあります。
また、サイディングを張り替えたような美しい状態に仕上がるため、
全体がフラットに仕上がる単色ベタ塗りよりも高い満足感を得ることができます。
ただし、塗装の耐久性や性能は単色でも2色でも基本的には同じですので、
デザイン性を求めず、費用だけを考える場合は、単色ベタ塗りでもいいかもしれません。
どのような仕上がりにしたいかをイメージして2色塗り分け塗装にするか、単色ベタ塗りにするかを選ぶといいと思います。
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