今工事している現場での話になります。

境界のブロック塀がぐらついていることに気づきました。パッと見ではわからなかったのですが、何気なく触ってみたら縁が切れていて、ぐらついていました。お隣さんに確認して部分的ではありますが約15枚ほど解体して積み直しすることになりました。

劣化したブロック塀は、地震などの揺れで倒壊する恐れがあります。ブロック塀にも寿命がありますし、少しの欠けや傾きでも倒壊する危険性があります。見た目では劣化していないように思っていても、実はちょっとした刺激で倒壊してしまうかもしれないブロック塀もあります。もしブロック塀が倒れてしまったら、人にけがをさせてしまうかもしれません。そうなれば、この責任は所有者になります。

今回はブロック塀を継ぎ足している塀にぐらつきがありました。それ以外はまだしっかりとしていたので積み直しはしませんが、本来は全体を積み直すことがいいと思います。

安全にブロックを積むために建築基準法や各自治体の条例などに基づいた設計、構造、施工方法で造る必要があります。

ブロック塀に使われる材料、ブロック塀の高さ、厚み、鉄筋、控え壁、基礎、地盤、かさ木、透かしブロック、充填モルタルなど安全なブロック塀を積むためには基本的なポイントや細かな基準があります。

ブロックも消費税増税のこともあり安価な工事ではありませんが、もしものためを考えて劣化がひどい場合は倒壊の対策が必要です。