新型コロナウイルス拡大の影響で思わぬ影響が広がっています。
「ウッドショック」
と呼ばれる木材価格の高騰です。
国際的な木材の価格を示す「シカゴ木材先物価格」では、価格がこの1年で約5倍に上昇しているそうです。
それに伴い国内の木材価格も上昇していて、一部の木材は「2.5倍」に上がったという話も聞きます。
一般的な木材住宅の建築費用のうち、木材が占める割合は1割程度です。
感染拡大が始まったころにアメリカの新築住宅着工件数が大幅に減ってきたので多くの木材業者は、
「住宅の需要はすぐに戻らない」と判断して生産規模を縮小し始めました。
ところが、
コロナウイルスは、世界の人々のライフスタイルを大きく変えました。
在宅ワーク、リモートワーク、自粛する時間も増え、巣ごもりの影響で一時的には落ち込みましたが、
家計の支出減に給付金も加わり消費者意欲が急回復します。
そうなるとアメリカでは郊外への移住者やリノベーションの需要が急増することに。
住宅ローン金利も低下していて、工事しやすい環境です。
この状況を受け、本来日本向けだった木材も一気にアメリカに集まります。
世界的にみて、日本の市場に魅力がなくなっているようです。
日本は、人口の減少や経済力の低下で購買力が下がっています。
それなのに「ジャパングレード」と呼ばれる木材が存在するほど品質にうるさい国です(笑)
一方アメリカは高く買ってくれる上に、市場も大きく売りやすい。
品質も日本ほどうるさくないので、日本よりアメリカが優先されます。
海運業界も荷物が減少し、コンテナの数を減らしていますし数少ないコンテナは、
医療品や食料品優先で使われているようです。
木材の半分は海外からの輸入に頼っています。
つまり、自給できているのは半分で、ほとんどの木材を海外産に依存していました。
日本は山が多そうに見えますが、高度成長期に木材需要は今なら3倍ぐらいありましたが、
その時に行った大量伐採の結果、ハゲ山になりました。
コロナウイルス感染拡大が住宅業界にも、非常に影響しています。
ライファ今治は主にリフォーム工事を行っていますので、
新築ほどではないですが木を使うことも多いです。
材料費が上がることになるので、
迷惑をおかけすることになるとは思いますが今後ともよろしくお願いいたします。
迅速かつ丁寧に対応させていただきます。工事のことはお任せください!
趣味:野球
資格:外壁劣化診断士、危険物取扱者