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塗れない屋根材があるのって知っていますか?
小林 正弥

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趣味:野球
資格:外壁劣化診断士、危険物取扱者

現場日記

2020.01.31

外壁塗装、屋根塗装、瓦葺き替えなど業者さんに頼んで、知らないうちに無駄にしていることはないですか?

例えば、屋根材の種類で塗装できないもの、塗装のやり方が特殊なものがあります。

それが2000年前後の新築に葺かれていることが多い初期のノンアスベスト屋根材です。アスベストが健康に害をもたらすことが大々的になり、ノンアスベスト商品が多くなりました。

・ニチハ「パミール」・・・パミールは有名な要注意スレート屋根材です。パミールの欠点は、ミルフィーユ状になっているのでだんだん上から剥がれてきます。なので、塗装をしても剥がれるため全く意味がありません。対策としては、屋根材の葺き替えかカバー工法しかありません。

・松下電工「レサス」「シルバス」・・・現パナソニックの屋根材で、よく割れることで有名です。この2種類は塗装しても割れる可能性が高いため塗装はお勧めできません。やはり、葺き替えか上から金属屋根を重ね張りするカバー工法にするのが無難です。

・セキスイ「かわらU」・・・ノンアスベスト商品で劣化が早くひび割れが多いです。やはり塗装より葺き替えが必要になります。

・クボタ「アーバニーグラッサ」・・・特殊屋根材で、1枚1枚が正方形の鱗のようになっています。メンテナンスが大変で15年ほどでコケや割れが発生すること。塗装をしても傷みが激しい。スレートの隙間も広いためローラーではなく刷毛での塗装が望ましく手間がかかりすぎることがデメリットになります。

ノンアスベスト商品はどの種類も劣化が早く割れやすいことが特徴になります。屋根は二重防水構造になっています。一次防水である屋根材が劣化すると多くの雨水が、二次防水である防水シートに達します。そうすると、防水シートがだんだん傷んできて腐ってきます。防水シートの下は野地板になるので雨漏りや木が腐りだしてシロアリの発生を招きます。

ライファ今治では塗装以外にも屋根材、瓦工事もできます。是非お問い合わせください。

今治 塗装 屋根葺き替え

↑既存瓦撤去

今治 塗装 屋根葺き替え

↑野地板張り

今治 塗装 屋根葺き替え

↑防水シート

今治 塗装 屋根葺き替え

↑瓦取り付け