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「軒天」って何のことかわかりますか?
長岡 美幸

お客様に笑顔になってもらえるようなお手伝い、一生懸命頑張ります。
趣味:お菓子作り
資格:簿記実務検定2級

現場日記

2020.12.04

皆さんこんにちは、長岡です。あっという間に12月ですね。我が家もクリスマスツリーを飾りました。子供達はサンタさんが待ち遠しいみたいです。

今回は「軒天」について書いてみます。まず軒天とは住宅を見上げた時に外壁から外側に突き出している屋根部分の裏の事です。正にサンタさんが入って来る屋根の裏側なのでタイムリーですね(笑) あまり意識して見る事のない軒天ですがあるのと無いのでは無い事で意外と不便を感じる事の方が多いんじゃないでしょうか?
1つ目の役割として雨風が直接下地である木に当たらないように外壁を保護しています。下地材がむき出しになっていると、そこから雨風が吹き込み屋根も劣化しやすくなりますが軒天が屋根の裏部分をガードしていることで湿気や強風から家を守る効果があります。
2つ目は延焼防止です。火災が起きない事が1番ですがもし起こった時、軒天が無いと火がたちまち屋根裏まで廻り、屋根が焼け落ちてしまいます。昔はほとんどの家で材木系の材質が使われていましたが今は軒天の素材も防火のためほぼ不燃系で作られているそうです。木材系は合板ベニヤ板が一般的で不燃系の軒天材より安いですが経年劣化も早く、防火性も低いので注意が必要です。

外壁や屋根と違って紫外線を受けにくいですが、カビが発生したりシミがあると雨漏りしている可能性もあります。自分でじっくり点検するのは危ないし難しいですよね。何か気になりましたらいつでもご相談ください。

                   軒天