HOME > 現場日記 > 木製建具は温度や湿度の影響で反りが発生する場合があります

木製建具は温度や湿度の影響で反りが発生する場合があります
近藤 陽子

お客様と末永くお付き合いできるよう全力でがんばります。
趣味:映画鑑賞、ランニング、お酒
資格:宅地建物取引士、2級エクステリアプランナー

現場日記

2021.01.29

こんにちは近藤(陽)です。

1月上旬の寒波襲来により、今治では珍しく雪が積もりました。(一瞬ですが)
久々に本格的な冬が到来したっていう感じでした。
そんな寒い時にお客様から建具を調整してほしいと立て続けに依頼がありました。

原因は何か調べてみました。
依頼があった建具の場所は共通して、暖房の効いた室内と暖房されてない部屋(廊下)の間でした。
寒さで建具が反るので調整している写真

木製建具は木材を加工して作られているので、空気中の水分を吸収・放出することにより、使用する材料が伸縮する特性を持っています。
特に建具の室内側と室外側の温度や湿度の環境条件が大きく異なると、伸縮が発生し「反り」という現象が発生します。
この反りによって歪みが発生し、枠に当たったり動きが悪くなったりします。

対策としては扉の室内側と室外側の温度差をなくすことによって反りや変形は自然となおってきます。
外出時や暖房を入れていない時はなるべく扉を閉め切らずに半開きにして空気を循環するといいです。

余談ですが、建具の調整にいったお客さまのお家は、猫ちゃんを飼いたいという事でキャットウォークを設置しました。
使ってくれているのか心配でしたが、ちゃんと登ってくれてました!良かったです!
ねこちゃんの写真 キャットウォークを歩く猫